クリス・バシット

クリス・バシット
Chris Bassitt
トロント・ブルージェイズ #40
ニューヨーク・メッツ時代
(2022年10月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オハイオ州カーティス
生年月日 (1989-02-22) 1989年2月22日(35歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト16巡目
初出場 2014年8月30日
年俸 $21,000,000(2023年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

クリストファー・M・バシットChristopher M. Bassitt, 1989年2月22日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州カーティス出身のプロ野球選手投手)。MLBトロント・ブルージェイズ所属。右投右打。

経歴

プロ入りとホワイトソックス時代

2011年MLBドラフトシカゴ・ホワイトソックスから16巡目(全体501位)指名され、6月9日に契約。傘下のルーキー級ブリストル・ホワイトソックスで6試合に登板し、防御率1.08と好投。7月8日にA+級ウィンストン・セイラム・ダッシュへ昇格し、7月9日のセイラム・レッドソックス戦に登板したが、1.2回を2安打、1失点、1死球と抑えられず、7月13日にA級カナポリス・インティミデイターズへ降格。A級カナポリスでは16試合に登板し、3勝1敗、防御率1.82だった。

2012年はA+級ウィンストン・セイラムで開幕を迎え、リリーフとして28試合に登板。1勝2敗4セーブ、防御率2.98だった。7月14日のマートルビーチ・ペリカンズ戦から先発に転向し、10試合に登板。4勝2敗、防御率4.25だった。

2013年もA+級ウィンストン・セイラムで開幕を迎え、18試合に登板。7勝2敗、防御率3.46だった。7月18日にAA級バーミングハム・バロンズへ昇格。8試合に登板し、4勝2敗、防御率2.27だった。

2014年は右手の怪我で開幕から7日間の故障者リスト入りし、リハビリのためルーキー級アリゾナリーグ・ホワイトソックスで3試合に登板後、7月26日にAA級バーミングハムで復帰。同球団では6試合の登板で、3勝1敗、防御率1.56と好投し、8月30日にホワイトソックスとメジャー契約を結んだ[1]。同日に行われたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダー2戦目で先発起用されメジャーデビュー。6.1回を7安打、5失点、4四球と打ち込まれ、メジャー初黒星を喫し[2]、8月31日にAAA級シャーロット・ナイツへ降格した[3]が、9月2日にメジャーへ再昇格[4]。シーズン5試合目の登板となった9月22日のタイガース戦では、7.2回を6安打無失点、1四球に抑え、メジャー初勝利を挙げた[5]。この年は6試合に登板し、1勝1敗、防御率3.94だった。

アスレチックス時代

2014年12月9日にジェフ・サマージャマイケル・イノアとのトレードマーカス・セミエンジョシュ・フェグリーランヘル・ラベロと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した[6]

オークランド・アスレチックス時代
(2015年4月25日)

2015年は18試合に登板し、先発陣の一角としてうち13試合で先発登板した。防御率3.56、WHIP1.26というまずまずの成績を残したが、勝ち運に恵まれず1勝8敗と大きく負け越した。

2016年は5試合の先発登板に留まり、防御率6.11、無勝で2敗、WHIP1.75と結果を残せなかった。なお、5試合の登板に留まった理由は、トミー・ジョン手術を受ける事になった為である[7]

2017年は全休となった。

2018年に2年ぶりにMLB復帰。

2019年は開幕からMLBで迎え、マリナーズとのMLB日本開幕戦にも帯同した。

2020年は先発ローテーションの一角を担い、オールMLBチームの候補にも選出された。

2021年4月1日のアストロズとの開幕戦で自身初めて開幕投手を務めた[8]。5月27日のエンゼルス戦で先発しMLBで初完投初完封した[9]。7月10日に辞退した選手の代替選手として自身初となるオールスターゲームに選出された[10]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは6回裏に6番手としてオールスターゲーム初出場を果たした[11]

メッツ時代

2022年3月12日にJ.T.ギンアダム・オラーとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[12]。 オフの11月7日にFAとなった。メッツからクオリファイング・オファーを提示されたが、契約には至らなかった[13]

ブルージェイズ時代

2022年12月16日にトロント・ブルージェイズと3年6300万ドルの契約を結んだ[14]。5月12日のアトランタ・ブレーブス戦では自身2度目となる完封勝ちを収めた。このシーズンもローテの一角として33試合に先発し、リーグトップとなる16勝を記録する活躍をみせた。

選手としての特徴

96マイルのフォーシームを軸に縦に大きく割れるナックルカーブ、シンカー、スライダーを操る本格派右腕。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014 CWS 6 5 0 0 0 1 1 0 0 ---- 137 29.2 34 0 13 1 3 21 0 0 13 13 3.94 1.58
2015 OAK 18 13 0 0 0 1 8 0 0 .111 361 86.0 78 5 30 0 9 64 5 0 36 34 3.56 1.26
2016 5 5 0 0 0 0 2 0 0 .000 133 28.0 35 5 14 0 0 23 2 0 20 19 6.11 1.75
2018 11 7 0 0 0 2 3 0 0 .400 204 47.2 40 4 19 0 4 41 2 0 21 16 3.02 1.24
2019 28 25 0 0 0 10 5 0 0 .667 612 144.0 125 21 47 0 13 141 3 0 66 61 3.81 1.19
2020 11 11 0 0 0 5 2 0 0 .714 261 63.0 56 6 17 0 2 55 2 0 18 16 2.29 1.16
2021 27 27 1 1 0 12 4 0 0 .750 637 157.1 127 15 39 1 11 159 5 1 55 55 3.15 1.06
2022 NYM 30 30 0 0 0 15 9 0 0 .625 745 181.2 159 19 49 0 13 167 5 1 71 69 3.42 1.14
2023 TOR 33 33 1 1 0 16 8 0 0 .667 826 200.0 176 28 59 2 12 186 4 3 88 80 3.60 1.18
MLB:9年 169 156 2 2 0 62 42 0 0 .596 3916 937.1 830 103 287 4 67 857 28 5 388 363 3.49 1.19
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



投手(P)












2014 CWS 6 1 4 0 0 1.000
2015 OAK 18 5 9 1 1 .933
2016 5 1 0 0 0 1.000
2018 11 4 3 1 0 .875
2019 28 5 14 0 3 1.000
2020 11 3 4 1 1 .875
2021 27 4 11 1 0 .938
2022 NYM 30 16 16 0 3 1.000
2023 TOR 33 13 19 1 1 .970
MLB 169 52 80 5 9 .964
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル 

  • 最多勝利:1回(2023年)

記録

背番号

  • 61(2014年)
  • 40(2015年 - )

脚注

  1. ^ “White Sox make three roster moves”. MLB.com White Sox Press Release (2014年8月30日). 2015年1月12日閲覧。
  2. ^ “Scores for Aug 30, 2014”. ESPN MLB (2014年8月30日). 2015年1月12日閲覧。
  3. ^ “White Sox make four roster moves”. MLB.com White Sox Press Release (2014年9月1日). 2015年1月12日閲覧。
  4. ^ “White Sox announce seven roster moves”. MLB.com White Sox Press Release (2014年9月3日). 2015年1月12日閲覧。
  5. ^ “Scores for Sep 22, 2014”. ESPN MLB (2014年9月22日). 2015年1月12日閲覧。
  6. ^ “A's acquire four players from White Sox for Samardzija and Ynoa”. MLB.com A's Press Release (2014年12月10日). 2015年1月12日閲覧。
  7. ^ Jane Lee (2016年5月6日). “Bassitt undergoes successful Tommy John surgery” (英語). MLB.com. 2016年11月19日閲覧。
  8. ^ Martin Gallegos (2021年4月2日). “Fans loud, A's bats quiet in Opening Day loss” (英語). MLB.com. 2021年4月11日閲覧。
  9. ^ “大谷翔平「ひらひら合図」が話題、相手投手をわれに返らせテレビ実況も拍手”. nikkansports.com. 日刊スポーツ社 (2021年5月28日). 2021年6月4日閲覧。
  10. ^ Brian Murphy (2021年7月11日). “ASG subs bring number of 1st-timers to 40” (英語). MLB.com. July 18, 2021閲覧。
  11. ^ Martín Gallegos (2021年7月14日). “Bassitt racks up crucial K in All-Star Game” (英語). MLB.com. 2021年7月31日閲覧。
  12. ^ “Mets acquire All-Star RHP Chris Bassitt” (英語). MLB.com Press Release (2022年3月12日). 2022年3月13日閲覧。
  13. ^ “Two Players Accept Qualifying Offer; 12 Players Decline” (英語). mlbplayers.com (2022年11月6日). 2022年11月14日閲覧。
  14. ^ “Blue Jays To Sign Chris Bassitt” (英語). MLB Trade Rumors (2022年12月16日). 2022年12月17日閲覧。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、クリス・バシットに関連するカテゴリがあります。
  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Chris Bassitt stats MiLB.com (英語)
トロント・ブルージェイズ ロースター
投手
捕手
内野手
外野手
指名打者
監督・コーチ
  • 14 ジョン・シュナイダー(監督)
  • 10 ディマーロ・ヘイル(英語版)(助監督)
  • 23 ドン・マッティングリー(ベンチコーチ)
  • 18 ギレルモ・マルティネス(英語版)(打撃コーチ)
  • 59 ハンター・メンス(英語版)(打撃コーチ補佐)
  • 66 マット・ヘイグ(打撃コーチ補佐)
  • 19 デーブ・ハジェンス(英語版)(打撃ストラテジスト)
  • 40 ピート・ウォーカー(投手コーチ)
  • 21 ジェフ・ウェア(英語版)(投手コーチ補佐兼ブルペンコーチ)
  • 85 デビッド・ハウエル(投手コーチ補佐兼戦略コーチ)
  • 53 マーク・バドジンスキー(英語版)(一塁コーチ)
  • 51 カルロス・フェブレス(三塁コーチ)
  • 86 アダム・ユデルマン(コーチ)
  • 22 ギル・キム(英語版)(フィールドコーディネイター)
  • 61 アレックス・アンドレアプーロス(ブルペン捕手)
  • 78 ルイス・ハタド(ブルペン捕手)
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2024年5月5日更新
アメリカンリーグ最多勝投手
1900年代
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
オークランド・アスレチックス開幕投手
1900年代
1910年代
1920年代
1930年代
  • 30 レフティ・グローブ
  • 31 ルーベ・ウォルバーグ
  • 32 ジョージ・アーンショー
  • 33 トニー・フレイタス
  • 34 シュガー・ケイン
  • 35 シュガー・ケイン
  • 36 ビル・ディートリック
  • 37 エディー・スミス
  • 38 ハリー・ケリー
  • 39 ジョージ・キャスター
1940年代
  • 40 チャビー・ディーン
  • 41 チャビー・ディーン
  • 42 フィル・マーチャイルドン
  • 43 ラム・ハリス
  • 44 ラム・ハリス
  • 45 ボボ・ニューサム
  • 46 ラス・クリストファー
  • 47 フィル・マーチャイルドン
  • 48 フィル・マーチャイルドン
  • 49 ディック・ファウラー
1950年代
  • 50 カール・シャイブ
  • 51 ボビー・シャンツ
  • 52 アレックス・ケルナー
  • 53 アレックス・ケルナー
  • 54 ボビー・シャンツ
  • 55 アレックス・ケルナー
  • 56 アレックス・ケルナー
  • 57 トム・モーガン
  • 58 ネッド・ガーバー
  • 59 ボブ・グリム
1960年代
1970年代
1980年代
  • 80 リック・ラングフォード
  • 81 マイク・ノリス
  • 82 リック・ラングフォード
  • 83 リック・ラングフォード
  • 84 スティーブ・マキャーティー
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  • 86 クリス・コディロリ
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  • 88 デーブ・スチュワート
  • 89 デーブ・スチュワート
1990年代
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