Queen's Quest

Queen's Quest(クイーンズ クエスト)は、2016年からスターダムで活動するプロレスユニット。 略称は「QQ」[1]

歴史

2016年11月11日、新宿大会でのタッグリーグ決勝にて、「サンダー・ロック」の紫雷イオがタッグパートナーの岩谷麻優を突如裏切り、はづき蓮王から改名したHZKを呼び込み共闘を宣言した。そして、11月20日、新木場大会にて紫雷&HZKvs岩谷&渡辺桃の試合中に渡辺が岩谷を裏切り、ユニット入り。

この一連の裏切りについて紫雷はスターダムの時間差時限爆弾とし、予定されていたこととしている[2]

11月27日、名古屋大会にてユニット名を「Queen's Quest」(略称:QQ)と決定した。

12月9日、大阪大会で宝城カイリが持つワンダー・オブ・スターダム王座にHZKが挑戦するも敗北。12月22日、後楽園ホール大会でツインデットシスターズのもつNWAベンデッタプロタッグ選手権にHZKと渡辺が組んで挑戦するも敗北。

2017年1月7日、空位となっていた6人タッグ王座のアーティスト・オブ・スターダム王座を獲得。ユニットが始まってから初の王座獲得となる。

2017年2月11日、リングネームをAZMに変更したあずみが加入した。

2017年4月15日、渡辺が負傷したことにより返上したアーティスト王座を再び獲得する。6月17日、防衛に失敗し、同王座を失う。

6月25日、ワールド・オブ・スターダム王座を失った直後のリーダーの紫雷が休場に入る。その間の7月30日にバイパーが加入。その後、紫雷は8月13日に復帰し、その初戦でアーティスト王座を奪取。11月19日にはワンダー・オブ・スターダム王座を獲得した。

2018年4月15日に行われた、スターダム・ドラフト会議によって、初期メンバーのHZKが大江戸隊に移籍した。それと同時に、シャーダネー、ビー・プレストリー小波の3名がQQに加入した[3]

5月23日、紫雷と渡辺がワンダー・オブ・スターダム王座を賭けて同ユニット同士の対決を行い、渡辺が勝利した。

5月29日、リーダーの紫雷が6月17日をもってスターダムを退団することを発表。次期リーダーは渡辺が務めることとなった。

その年のゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦はQQから渡辺とルーキーの林下詩美のタッグとプレストリー、シャーダネー組が出場し、それぞれ決勝戦に勝ち上がった。そして同ユニット同士の対決となった11月10日の決勝は渡辺・林下組が優勝。その勢いで23日にゴッデス・オブ・スターダム王座を獲得し、試合後に林下はQQに正式加入した。

2019年1月3日、林下がフューチャー・オブ・スターダム王座に挑戦し勝利、そして14日には同ユニットのバイパーが持つSWA世界王座EVEインターナショナル王座に挑戦し勝利、4冠王者となる。

2019年4月14日、ドラフトで妃南、小野崎玲皇が新たに加入したが、小波が多国籍軍(仮)に移籍することになった[4]

2019年6月30日までにバイパーとシャーダネーがQQ並びにスターダムから離脱。その後バイパーはWWEに移籍した。

2020年1月19日、渡辺のワールド王座戦後にプレストリーが渡辺を急襲しQQを離脱、大江戸隊に加入した。

2月16日、上谷沙弥が林下とのフューチャー王座戦に敗北後にQQに加入。同日に度重なる怪我の悪化を理由に小野崎が引退する[5]

7月26日、林下、上谷のタッグがゴッデス王座を獲得。後にこのタッグは「AphroditE」の名前で活動するようになる。

11月8日、AZM、渡辺組が第10回ゴッデス・オブ・スターダム タッグリーグ戦を優勝する。その翌週の15日には林下がワールド王座を戴冠した[6]

12月20日、渡辺が林下の持つワールド王座に挑戦。林下が防衛した。

2021年1月5日、新日本プロレスのWRESTLE KINGDOM 15に上谷、林下、AZMの3人がダークマッチに参戦。ドンナ・デル・モンド舞華ひめかなつぽい組を退け勝利した。

3月3日の日本武道館大会で上谷が林下の持つワールド王座に挑戦する。結果は王者が防衛に成功する。

6月12日、上谷が『STARDOM Cinderella tournament 2021』で優勝を果たす。

8月14日より妃南が高校受験に専念するため欠場に入る[7]

12月14日、林下が2021年度女子プロレス大賞を受賞[8]

12月18日、大江戸隊と敗者ユニット強制脱退キャプテン・フォールイリミネーションマッチで闘ったが、渡辺が突如QQを裏切り敗戦。渡辺はそのまま大江戸隊に加入した[9]。渡辺は11月から大江戸隊メンバーのスターライト・キッドから執拗な勧誘を受けていた。

2022年1月3日、レディ・Cが大江戸隊に攻撃を受けていたQQの救援に駆けつける。その後林下の勧誘を受けQQに加入[10]

3月11日、林下がデビュー戦となる天咲光由の対戦相手を務め勝利。試合後に林下の勧誘を受け天咲がQQに加入する[11]

4月3日、妃南が復帰する[12]

5月15日、「QQ総選挙」と題した5WAYイリミネーションマッチで林下、上谷、AZM、妃南、レディ・Cの5人がQQの3代目リーダーを賭けて対戦。最後は林下とAZMの一騎打ちとなり、林下が勝利。新リーダーとなる[13]

2023年5月4日、福岡大会にてAphroditE vs ジュリア&舞華のタッグ戦に敗れた後のバックステージにおいて、上谷の発言を誤解した林下の間に生じた確執により、これ以降のAphroditEの試合で誤爆や小競り合いが増え、それが他メンバーも巻き込む不和に繋がりユニットの存続が危ぶまれる事態となった[14]

6月25日、代々木大会にて大江戸隊との「敗者強制ユニット脱退ケージマッチ」において、流血しながらも戦い抜いた林下の奮闘と上谷を始めとするメンバーの再結束によりQQからの脱退者を出すことなく勝利。それにより、2ヶ月に渡った林下と上谷の蟠りも解消されユニット崩壊の危機を乗り切った[15][16]。しかし、この騒動後の7月2日、林下が自分を見つめ直すとして旅に出ると宣言し、海外遠征を行った[17]

7月23日より行われたSTARDOM 5★STAR GP 2023中、上谷と林下が長期欠場となるが、12月2日にはその2人が復帰2戦目でゴッデス王座を獲得した。

2024年3月22日、リーダーである林下が3月末にスターダムを退団することが発表される[18]。その後、3月31日の試合を持ってスターダムを退団し、QQからも脱退した[19]

メンバー

現在

メンバー 加入 備考
AZM 2017年2月11日
妃南 2019年4月14日
上谷沙弥 2020年2月16日
レディ・C 2022年1月3日
天咲光由 2022年3月11日

過去

メンバー 加入 脱退 備考
HZK 000000002016-11-11-00002016年11月11日 000000002018-04-15-00002018年4月15日 初期メンバー
紫雷イオ 000000002018-06-17-00002018年6月17日 初期メンバー、初代リーダー
渡辺桃 000000002016-11-20-00002016年11月20日 000000002021-12-18-00002021年12月18日 初期メンバー、2代目リーダー
バイパー 000000002017-07-30-00002017年7月30日 000000002019-06-30-00002019年6月30日
シャーダネー 000000002018-04-15-00002018年4月15日 000000002019-06-30-00002019年6月30日
ビー・プレストリー 000000002020-01-19-00002020年1月19日
小波 000000002019-04-14-00002019年4月14日
小野崎玲皇 000000002019-04-14-00002019年4月14日 000000002020-02-16-00002020年2月16日 脱退と同時に引退
林下詩美 2018年11月23日 2024年3月31日 スターダム退団、3代目リーダー

脚注

  1. ^ “【第1弾カード発表】QQ vs 大江戸隊“敗者ユニット強制移動マッチ”、12・18『OSAKA SUPER WARS~大阪超女大戦~』エディオンアリーナ大阪第1競技場にて決定!”. スターダム✪STARDOM. 2023年6月28日閲覧。
  2. ^ “時間差”. 紫雷イオ 公式ブログ. 2022年7月24日閲覧。
  3. ^ “2018年4月15日 REBIRTH2018”. 株式会社スターダム. 2022年7月24日閲覧。
  4. ^ reserved, Copyright (c) 2020 World Wonder Ring STARDOM, All rights. “2019年4月14日 ドラフト会議2019”. スターダム✪STARDOM. 2022年7月24日閲覧。
  5. ^ “スターダムの小野崎玲皇が2年間の選手生活を終え引退!「子供の頃からの夢をあきらめないで良かった」”. バトル・ニュース. 2022年7月24日閲覧。
  6. ^ “【スターダム】ビッグダディ三女・林下詩美がワールド王座初戴冠「家族に支えられました」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2022年7月24日閲覧。
  7. ^ “https://twitter.com/stardom_qq_hina/status/1426147265970724867”. Twitter. 2022年7月24日閲覧。
  8. ^ “【プロレス大賞】林下詩美 “文句なし”の女子MVP!「ベルトを私色に染めて駆け抜けた1年だった」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2022年7月24日閲覧。
  9. ^ reserved, Copyright (c) 2020 World Wonder Ring STARDOM, All rights. “2021年12月18日 『OSAKA SUPER WARS〜大阪超女大戦〜』”. スターダム✪STARDOM. 2022年7月24日閲覧。
  10. ^ “スターダムQQにレディ・Cが加入!AZMは渡辺桃とシングル対決へ「何しにQQ抜けたんだ?遅めの反抗期か?」 (2022年1月5日)”. エキサイトニュース. 2022年7月24日閲覧。
  11. ^ “天咲光由が詩美相手に大健闘のデビュー戦でQQ入り!飯田が339日ぶりの復帰!3・11に岩手県出身のMIRAIが東北ストロング魂を叫ぶ!”. バトル・ニュース. 2023年4月17日閲覧。
  12. ^ “https://twitter.com/stardom_qq_hina/status/1510619004184195073”. Twitter. 2022年7月24日閲覧。
  13. ^ “【スターダム】林下詩美がクイーンズ・クエスト総選挙を制し新リーダーに「トップに引っ張っていく!」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2022年7月24日閲覧。
  14. ^ https://twitter.com/wwr_stardom/status/1666403690457202688 スターダム公式Twitterより
  15. ^ “「ここまでやるのか」スターダム“12人金網脱出マッチ”の衝撃…高度な空中戦に林下詩美の大流血も「ネジがぶっ飛んでる奴ばっかだな!」(原悦生)”. Number Web - ナンバー. 2023年7月2日閲覧。
  16. ^ reserved, Copyright (c) 2020 World Wonder Ring STARDOM, All rights. “2023年6月25日 『STARDOM SUNSHINE 2023』”. スターダム✪STARDOM. 2023年6月28日閲覧。
  17. ^ “【スターダム】林下詩美 突然の〝旅立ち〟宣言「新しい挑戦をしていきたいので」”. 東スポWEB (2023年7月2日). 2023年7月2日閲覧。
  18. ^ “ビッグダディ娘・林下詩美がスターダムを電撃退団/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2024年4月1日). 2024年3月31日閲覧。
  19. ^ @utami0914 (2024年3月31日). "2024年3月31日 午後10:56のツイート". X(旧Twitter)より2024年4月1日閲覧

外部リンク

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