電気服

電気服』(でんきふく)は、日本美術家・田中敦子によって制作された芸術作品[1]。田中敦子の代表作[2]高松市立美術館[3]

概要

具体美術協会会長の吉原治郎の「今までに無いものを創れ」という指導のもと、電気服は1956年に制作された[4]

約200個の電球蛍光灯に色を塗り、それを纏い服に見立てている[4]

1958年大阪市で開催された「舞台を使用する具体美術展」にて田中敦子が同作を発表[5]。一躍話題となった[5]

医薬品広告のネオンサインから電気服の着想を得たという[4]

1986年キュレーター岡部あおみらによる再制作が行われた[6]

1998年には田中敦子のドキュメンタリー映画『田中敦子 もうひとつの具体』に電気服が取り上げられた。

2020年には、NHKの番組『びじゅチューン!』でアニメーション化された[7]

脚注

  1. ^ “電気服(田中敦子)”. Whitestone Gallery. 2024年1月28日閲覧。
  2. ^ “電気服(田中敦子)”. Whitestone Gallery. 2024年1月28日閲覧。
  3. ^ “コレクション|高松市美術館公式サイト”. www.city.takamatsu.kagawa.jp. 2024年1月28日閲覧。
  4. ^ a b c “びじゅチューン!『電気さえあれば』の元ネタ『電気服』を解説 – あのアトリエ”. 0plusart.com. 2024年1月28日閲覧。
  5. ^ a b “田中敦子とはどんな画家?ベルや電気服などの代表作やオークションでの落札価格とその価値について徹底解説”. 株式会社獏. 2024年1月28日閲覧。
  6. ^ “もうひとつの具体|田中敦子|監督制作記 岡部あおみ|ウーファー・アート・ドキュメンタリー”. www.ufer.co.jp. 2024年1月28日閲覧。
  7. ^ 日本放送協会『「電気さえあれば」 - びじゅチューン!』。https://www.nhk.jp/p/bijutune/ts/MPPMVRL98N/episode/te/3R2G2G3NXR/2024年1月28日閲覧