開眼

曖昧さ回避 この項目では、仏教用語について説明しています。開眼株式会社が発行している月刊書道誌の『開眼』については「書道誌開眼」を、奈良時代の大仏開眼については「東大寺盧舎那仏像#開眼供養」を、2010年4月に放送されたドラマについては「大仏開眼 (テレビドラマ)」を、1952年に公開された映画については「大佛開眼」をご覧ください。

開眼(かいげん)とは、仏教用語で下記の2つの意味がある。

  1. 新たに作られた仏像仏画などを堂宇に安置して供養する際に行う儀式のこと[1]。本記事で詳述する。
  2. 智慧の眼を開くこと[1]。真理を悟ること[1]

概説

開眼とは、仏眼を開くという意味であり、の魂を入れること[1]入仏開眼(にゅうぶつかいげん)、[要出典]開眼光開光明開光開明などともいう[1]。この儀式を開眼供養(かいげんくよう)という[1][注釈 1]。開眼には香や華、燈明、護摩などの供養をもって行う[要出典]。この儀式を経て、仏像や仏画に仏の魂が入ると信じられている[1]

752年奈良東大寺で行われた大仏の開眼は、日本で最初の大規模な開眼供養である[1]

脚注

注釈

  1. ^ 逆に、元の世界に魂を送りかえすことを「発遣(はっけん)」という[要出典]

出典

  1. ^ a b c d e f g h 中村元『広説佛教語大辞典』 上巻、東京書籍、2001年6月、180頁。 

関連項目

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