鈴木叶

鈴木 叶
東京ヤクルトスワローズ #65
2024年4月13日 平塚球場
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 静岡県掛川市
生年月日 (2006-03-21) 2006年3月21日(18歳)
身長
体重
181 cm
81 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2023年 ドラフト4位
初出場 2024年6月12日
年俸 550万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

鈴木 叶(すずき きょう、2006年3月21日 - )は、静岡県掛川市出身[2]プロ野球選手捕手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

経歴

プロ入り前

小学校1年生の時に西山口野球少年団で野球を始める[3]掛川市立東中学校在学時は硬式野球のクラブチームである浜松南リトルシニアでプレーし、3年時は選抜大会、日本選手権でベスト8に進出した[3]

常葉大学附属菊川高等学校に進学し、正捕手と4番を務めた。3年春の第95回記念選抜高等学校野球大会に出場し、専大松戸との初戦(2回戦)では1安打に加え二盗を阻止するなど活躍したが、チームは敗れた[4]。同年夏の静岡大会開幕2週間前に左手の有鈎骨を骨折し、打撃は右手のみでスイングせざるを得ない状況となった[5]。同大会は準々決勝で東海大静岡翔洋に敗れた[6]。高校通算21本塁打[5]

2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、東京ヤクルトスワローズから4位指名を受けた[7]。11月23日、静岡掛川市内のホテルで契約金3500万円、年俸550万円(金額はいずれも推定)で仮契約を結んだ。背番号は65[1]。担当スカウトは中西親志[7]

ヤクルト時代

2024年は、3月16日のオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブとの二軍(イースタン・リーグ)開幕戦に6番・捕手で先発出場し、サヨナラ勝ちとなる適時打を含む3安打2打点の活躍で勝利に貢献した[8]。20日の北海道日本ハムファイターズ戦では宮西尚生から公式戦初本塁打を記録した[9]。一軍の捕手陣で古賀優大内山壮真が離脱している中、正捕手の中村悠平も上半身のコンディション不良で登録抹消となった6月11日、代わって一軍初昇格となった[10][11]。6月12日の福岡ソフトバンクホークス戦(みずほPayPayドーム福岡)で8番・捕手としてプロ初先発・出場。鈴木はこの日時点での年齢が18歳2か月であり、これは球団史上3番目の年少記録であった。また、セ・リーグ全体で見ても捕手として最年少の先発出場、球団としては1954年の阿井利治以来70年ぶり2人目の高卒新人捕手の先発出場であった[12]。この試合において、プロ初安打となる適時打を放つなど打っては2安打2打点、守っては先発の山野太一をリードしソフトバンク打線を7回1失点に抑え込む活躍を見せた[13]

人物

名前の「叶(きょう)」は、同年に開催されたWBC第一回大会日本代表が優勝した日(現地時間では3月20日)に誕生したことが由来。「WBCで日本の夢が叶った日、自分の夢も叶えてほしい」という願いから名付けられたという[14][15]

詳細情報

記録

初記録

背番号

  • 65(2024年 - )

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b 「【ヤクルト】ドラフ4鈴木叶、契約金3500万円+年俸550万円 二塁送球1秒8台の強肩捕手」『日刊スポーツ』2023年11月23日。2024年2月18日閲覧
  2. ^ 「ヤクルト 4位指名 常葉大菊川の鈴木叶選手にあいさつ」『NHK NEWS WEB』2023年10月31日。2023年11月14日閲覧
  3. ^ a b 「【ヤクルト】ドラフト4位の常葉大菊川・鈴木叶が歩む正捕手への道」『スポーツ報知』2023年10月31日。2023年11月14日閲覧
  4. ^ 「プロ注目の強肩捕手1安打&二盗阻止も…常葉大菊川・鈴木叶は初戦敗退【センバツ】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年3月22日。2023年11月14日閲覧
  5. ^ a b 「【高校野球】世代屈指の強肩捕手、常葉大菊川・鈴木叶捕手に全12球団から調査書…静岡県勢ドラフト注目選手紹介」『スポーツ報知』2023年10月26日。2023年11月14日閲覧
  6. ^ 「【静岡】今大会ノーシードで唯一の8強・東海大静岡翔洋が常葉大菊川倒して4強入り」『スポーツ報知』2023年7月25日。2023年11月14日閲覧
  7. ^ a b 「ヤクルト・ドラ4鈴木叶“ポスト古田”に指名「いろんなことを覚えて吸収したい」」『スポニチ Sponichi Annex』2023年11月1日。2023年11月14日閲覧
  8. ^ 「ヤクルト17歳ルーキーが2軍開幕戦でサヨナラ打デビュー 3安打2打点の大活躍にファン「マジ嬉しい!涙出た」「肩の人って聞いてたのに」「ロマン詰まってる」」『西スポWEB OTTO!』2024年3月16日。2024年3月24日閲覧
  9. ^ 「ヤクルトD4位・鈴木叶、2軍戦で日本ハム・宮西からプロ初本塁打」『サンスポ』2024年3月20日。2024年3月24日閲覧
  10. ^ 「ヤクルト・中村悠平が離脱…直近2試合は欠場 代わりにD4位・鈴木叶が1軍合流」『サンスポ』2024年6月11日。2024年6月11日閲覧
  11. ^ 「ヤクルト 正捕手・中村が上半身コンディション不良で抹消 代わりに18歳の鈴木叶捕手が昇格」『Sponichi Annex』2024年6月11日。2024年6月11日閲覧
  12. ^ 「【データBOX】ヤクルトD4位・鈴木叶、18歳2カ月で先発出場 セ界捕手最年少記録」『サンスポ』2024年6月12日。2024年6月12日閲覧
  13. ^ 「ヤクルト快勝!高卒ルーキー鈴木叶がデビュー戦でV打の離れ業 村上、サンタナ、オスナの計3発で圧倒」『デイリースポーツ online』2024年6月12日。2024年6月12日閲覧
  14. ^ 広重竜太郎. “【ヤクルト】名前の由来はWBC…18歳ドラ4鈴木叶 史上初高卒新人捕手デビュー戦V打の快挙 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年6月15日閲覧。
  15. ^ “セ史上最年少先発マスクのヤクルト・鈴木叶 第1回WBC優勝の日に誕生 「夢を叶えるように」と両親が命名/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2024年6月15日). 2024年6月15日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 個人年度別成績 鈴木叶 - NPB.jp 日本野球機構
  • 選手名鑑 - 東京ヤクルトスワローズ公式サイト
  • 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
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