眼閃

artistic representation of phosphenes
網膜刺激によって見える眼閃をアーティストが表現したもの。

眼閃(がんせん、英語: phosphene)は、を閉じてを遮断した状態で光が見える現象である。

ギリシャ語で「光」を表す「phos」と、見える(show)を表す「phainein」の合成語である。眼閃は、網膜視覚野に物理的(両眼を軽くこする)、電気的磁気的(光源を短時間見つめる)な刺激を直接与えることで、また、視覚ニューロンがランダムに発火することによって起こる。また古くから、瞑想や、視覚刺激を長期間遮断した部屋にいた囚人幻覚剤使用者の間で、眼閃が見えたとの報告[1]がある。

宇宙飛行士が軌道上で放射線のため感じる光もphospheneまたはlight flashと称される[2]

出典

  1. ^ Kluver, H. 1966 Mescal and mechanisms and hallucinations University of Chicago Press. p. 70
  2. ^ Christer Fuglesang, Livio Narici, Piergiorgio Picozza, Walter G Sannita (2006). “Phosphenes in low earth orbit: survey responses from 59 astronauts”. Aviat Space Environ Med 77(4): 449-52. 

関連項目

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内視現象
その他の現象
  • オーラ(英語版)
  • フォーム定数(英語版)
  • 閃輝暗点
  • 反復視(英語版)
  • 雪視症
  • 宇宙線視覚現象(英語版)
  • アーレン症候群(英語版)