木村庄三郎

曖昧さ回避 この項目では、大相撲の行司名跡について記述しています。フランス文学者の同名の人物については「木村庄三郎 (フランス文学者)」をご覧ください。
曖昧さ回避 西洋史学者の「木村尚三郎」とは別人です。

木村庄三郎(きむら しょうざぶろう)は、大相撲行司名跡の一つ。

解説

この名跡は、主に立浪一門の部屋に所属する行司が襲名する事が多い。6代目は、木村姓から式守伊之助(10代)を襲名した最初の行司(のち17代木村庄之助)である。

第二次世界大戦後の襲名者は現在までに3人おり、3人とも先述の6代目の系統で継がれている。

初代(1811年襲名)以前、正徳年間(1711年1715年)に存在した木村庄三郎は、中立姓の流れをくむ木村家の正三郎・庄三郎とは別系の人物。

6代目の弟子で「ひげの伊之助」で知られる19代式守伊之助(立浪部屋所属)が8代目、8代目の弟子の31代木村庄之助(立浪部屋所属)が9代目を襲名。のちに立行司に昇進。2003年1月、8代目の弟子で9代目の兄弟子の27代木村庄之助の弟子(つまり9代目の甥弟子)である大島部屋所属の5代木村玉治郎が10代目(後37代木村庄之助)を襲名した。

歴代

  • 4代 → 15代木村庄之助
  • 6代 → 17代木村庄之助
  • 8代 → 19代式守伊之助
  • 9代 → 31代木村庄之助
  • 10代 → 37代木村庄之助
大相撲の由緒ある行司の名跡
木村家
現在襲名中の名跡
現在襲名されていない名跡
式守家
現在襲名中の名跡
現在襲名されていない名跡
「現在襲名中の名跡」ではカッコ内の代数は現在の代数を示し、「現在襲名されていない名跡」ではカッコ内の代数はこれまでで最後の代数、カッコ内の年はこの年以降襲名されていないことを示す。