日高川町
ひだかがわちょう 日高川町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 和歌山県 | ||||
郡 | 日高郡 | ||||
市町村コード | 30392-5 | ||||
法人番号 | 2000020303925 | ||||
面積 | 331.59km2 | ||||
総人口 | 8,569人 [編集] (推計人口、2024年5月1日) | ||||
人口密度 | 25.8人/km2 | ||||
隣接自治体 | 御坊市、田辺市、日高郡日高町、印南町、有田郡広川町、有田川町 | ||||
町の木 | うばめがし | ||||
町の花 | ふじ | ||||
町の鳥 | ウグイス | ||||
日高川町役場 | |||||
町長 | [編集] 久留米啓史 | ||||
所在地 | 〒649-1324 和歌山県日高郡日高川町大字土生160 北緯33度54分42秒 東経135度11分09秒 / 北緯33.91175度 東経135.18592度 / 33.91175; 135.18592座標: 北緯33度54分42秒 東経135度11分09秒 / 北緯33.91175度 東経135.18592度 / 33.91175; 135.18592 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
■ ― 市 / ■ ― 町・村 町庁舎位置 | |||||
地理院地図 Google Bing GeoHack | |||||
ウィキプロジェクト | |||||
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日高川町(ひだかがわちょう)は、和歌山県日高郡にある町。2005年(平成17年)5月1日に、日高郡川辺町・中津村・美山村が合併して発足した。
東西約35 km、南北約10 kmである。中央部を日高川が流れ、総面積の約90%が森林である。和歌山県の総面積の約7%を占め、県下で3番目に広い面積を有する。紀州備長炭の生産量は日本一である。
地理
気候
川辺(1999年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.9 (66) | 22.8 (73) | 24.4 (75.9) | 28.8 (83.8) | 31.2 (88.2) | 33.3 (91.9) | 37.5 (99.5) | 38.4 (101.1) | 35.2 (95.4) | 31.9 (89.4) | 26.4 (79.5) | 22.6 (72.7) | 38.4 (101.1) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.9 (49.8) | 11.2 (52.2) | 14.7 (58.5) | 19.8 (67.6) | 24.2 (75.6) | 26.6 (79.9) | 30.2 (86.4) | 31.9 (89.4) | 28.7 (83.7) | 23.4 (74.1) | 17.9 (64.2) | 12.4 (54.3) | 20.9 (69.6) |
日平均気温 °C (°F) | 6.0 (42.8) | 6.6 (43.9) | 9.5 (49.1) | 14.3 (57.7) | 18.7 (65.7) | 22.0 (71.6) | 25.7 (78.3) | 26.8 (80.2) | 23.7 (74.7) | 18.6 (65.5) | 13.3 (55.9) | 8.2 (46.8) | 16.1 (61) |
平均最低気温 °C (°F) | 2.2 (36) | 2.4 (36.3) | 4.7 (40.5) | 9.2 (48.6) | 13.9 (57) | 18.3 (64.9) | 22.4 (72.3) | 23.1 (73.6) | 20.0 (68) | 14.6 (58.3) | 9.2 (48.6) | 4.3 (39.7) | 12.0 (53.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −4.1 (24.6) | −4.3 (24.3) | −2.6 (27.3) | 0.5 (32.9) | 3.8 (38.8) | 11.0 (51.8) | 16.7 (62.1) | 16.7 (62.1) | 11.0 (51.8) | 7.0 (44.6) | 0.8 (33.4) | −1.9 (28.6) | −4.3 (24.3) |
降水量 mm (inch) | 68.3 (2.689) | 87.8 (3.457) | 130.7 (5.146) | 141.5 (5.571) | 167.8 (6.606) | 255.4 (10.055) | 261.8 (10.307) | 186.3 (7.335) | 267.3 (10.524) | 199.1 (7.839) | 114.2 (4.496) | 72.6 (2.858) | 1,961 (77.205) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 6.7 | 7.8 | 10.0 | 9.4 | 9.2 | 12.7 | 10.8 | 9.0 | 10.6 | 9.8 | 7.9 | 6.9 | 110.4 |
平均月間日照時間 | 149.3 | 154.1 | 188.5 | 197.4 | 201.9 | 136.3 | 173.4 | 224.0 | 168.5 | 174.2 | 159.1 | 150.7 | 2,081.2 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[1] |
隣接している自治体
歴史
行政
- 現町長 : 久留米啓史(2017年 - ) 旧川辺町出身。元役場職員。
- 三代目町長 : 市木久雄(2013年 - 2017年) 旧中津村出身。元役場職員。
- 二代目町長 : 玉置俊久(2009年 - 2013年) 旧川辺町出身。2002年春にUターン。元パナソニック営業マン。
- 初代町長 : 笹朝一(2005年 - 2009年) 旧中津村出身。元役場職員。
地区
- 旧川辺町
- 矢田地区 - 鐘巻、土生、小熊、若野、入野、千津川、中津川
- 丹生地区 - 和佐、松瀬、江川、山野
- 早蘇地区 - 玄子、早藤、蛇尾、平川、三百瀬、伊藤川
- 旧中津村
- 船着地区 - 船津、藤野川、西原、高津尾、高津尾川、姉子、原日浦、三十木、三十井川
- 川中地区 - 佐井、坂野川、老星、大又、三佐、田尻、小釜本、下田原、上田原
- 旧美山村
- 川上地区 - 皆瀬、弥谷、愛川、上初湯川、川原河、上越方、浅間、熊野川、滝頭、初湯川
- 寒川地区 - 串本、寒川
経済
旧川辺町地域ではみかんを初めとした農業が盛んで、鮎の日本一の養殖場がある。旧中津村、美山村では林業が中心で、紀州備長炭の生産量は日本一である。近年は観光に力を入れており、グリーンツーリズムが盛んになってきている。安珍・清姫伝説で有名な道成寺がある。
また、世界一長い焼き鳥にも挑戦している町である。旧美山村にある椿山ダム湖に「日本一楽しい山彦」が体験できる観光スポットがある。
大阪市内からのアクセスの良さ、豊富な自然、確立された受入システムがあり、田舎暮らし希望者に人気が高く、和歌山県内でも特にIターン者が多い地域。[要出典]Iターン者、地元住民でつくる協議会「ゆめ倶楽部21」の活動が活発である。
産業
- 主な産業
日本郵政グループ
- 中津郵便局
- 美山郵便局
無集配郵便局
- 丹生郵便局
- 滝頭郵便局
- 早蘇郵便局
- 川中郵便局
- 寒川郵便局
- 川辺土生簡易郵便局
- 川辺山野簡易郵便局
簡易郵便局を除く各郵便局にはゆうちょ銀行のATM設置。中津・美山・丹生郵便局ではホリデーサービスを実施(2011年6月現在)。
※日高川町内の郵便番号は以下のとおり。
- 「644-11xx」=旧中津村域および藤野川。
- 「644-12xx」=旧美山村域。美山郵便局の管轄。
- 寒川字小川(645-0551)は龍神郵便局の管轄。
- 「649-13xx」「649-14xx」=旧川辺町域(藤野川を除く)。御坊郵便局の管轄。
- 民営化以前、「649-13xx」区域は藤井郵便局が、「649-14xx」区域は丹生郵便局が集配業務を担当していたが、現在は窓口業務のみ。
姉妹都市・提携都市
国内
地域
人口
田舎暮らし希望者に人気が高く、県内でも特にIターン者が多い。[要出典]
日高川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 日高川町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 日高川町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
日高川町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
高等学校
中学校
- 日高川町立丹生中学校
- 日高川町立早蘇中学校
- 日高川町立中津中学校(川中、船着の各中学校を統合し、川中中学校を改称)
- 日高川町立美山中学校(川上第一、愛徳、寒川の各中学校を統合し、川上第一中学校を改称)
- 御坊市日高川町組合立大成中学校
小学校
- 日高川町立江川小学校
- 日高川町立和佐小学校
- 日高川町立山野小学校
- 日高川町立三百瀬小学校
- 日高川町立川辺西小学校
- 日高川町立中津小学校(船津、高津尾、子十浦、大星、川中第一の各小学校を統合し、船津小学校を改称)
- 日高川町立笠松小学校
- 日高川町立川原河小学校
- 日高川町立寒川第一小学校
交通
鉄道
町内には紀勢本線(JR西日本)が通っており、1時間に1本程度の頻度で運行されている。町の代表駅は和佐駅(無人駅)で、この駅には普通列車及び快速列車(御坊駅以南は各駅に停車)のみ停車する。普通列車で和歌山駅まで約70分、大阪・天王寺方面へは御坊駅で特急くろしおに乗り換えて約1時間半である。
バス
- 熊野御坊南海バス
- 日高川線
- 有田鉄道バス
- 美山線
- 日高川町コミュニティバス
- 田辺市住民バス(旧美山村の川原河まで乗り入れている)
道路
- 高速道路
- 湯浅御坊道路 : 川辺IC
- 一般国道
- 県道
- 道の駅
観光・祭事
わがまちの自慢(日本一と思われるもの)
- 紀州備長炭の生産量
- 長さ1,646 mの藤棚ロード
- やっほーポイント
祭事
- お弓神事(下阿田木神社、1月3日)※県無形民俗文化財
- みやまの里ふじまつり(リフレッシュエリアみやまの里、4月下旬 - 5月5日頃)
- 道成寺会式(道成寺、4月27日)
- 上阿田木祭(上阿田木神社、4月29日)※県無形民俗文化財
- 日高川ホタル祭り(玄子地内、5月第4土曜)
- 日高川町夏まつり(日高川ふれあいドーム周辺、8月第2土曜)
- 笑い祭(丹生神社、10月第2日曜日)※県無形民俗文化財
- 紀道祭(紀道神社、「体育の日」の直前の日曜日)
- 長子祭(長子八幡神社、「体育の日」の直前の日曜日)
- 土生祭 お頭神事(土生八幡神社、10月第3日曜日)※県無形民俗文化財
- 寒川祭(寒川神社、11月3日)※県無形民俗文化財
神社仏閣
- 道成寺 - 新西国三十三箇所観音霊場第5番
- 上阿田木神社(境内に杉の巨木が多い)
- 紀道神社(10月第二日曜日の祭りで駆け馬を行う)
- 手取城跡 - 和佐玉置氏の居城で、山城としては県内最大規模の城と言われる
自然景勝地
- やっほーポイント
- 鷲の川(滝のある渓流でアマゴ釣りやつかみどりができる)
- 猪谷水辺公園(夏の川遊びスポットとして人気)
温泉
- かわべ温泉喜作
- 中津温泉あやめの湯鳴滝
- 美山療養温泉館
宿泊施設・キャンプ場
- かわべ天文公園
- かわべテニス公園
- かわべ温泉お宿喜作
- きのくに中津荘
- 鳴滝キャンプ場
- 美山温泉愛徳荘
直売所・産品
- 道の駅Sanpin中津
- 道のほっとステーションみやまの里
食事
- きのくに中津荘
- 美山温泉愛徳荘
- レストラン椋の木(秋篠宮夫妻が訪れた店)
- Soundcafe NEIRO(川辺IC近くのカフェ)
- ハラペコキッチン(山奥のカフェ)
そのほか
- 山の中の本屋イハラハートショップ(絵本作家を読んでワークショップ等を開催)
- 日高川交流センター(504名収容のホール)
- 椿山ダム
- 美山漕艇場
- 道成寺カントリークラブ
- ホロホロ鳥
- 紀の国美山マラソン
- みやまの里
出身人物
- 垣内哲也(元プロ野球選手、西武ライオンズ→千葉ロッテマリーンズ)
- 新藤栄作(俳優)
- 圦本尚義(ゆりもとひさよし、北海道大学教授、小惑星探査機「はやぶさ」による小惑星「イトカワ」表面の試料の分析を手がけた)
- 那智ノ山公晴(1950年代に活躍した、大相撲力士)
- 西川好次郎(作詞家、代表作「和歌山県民歌」)
- 日高光路(演歌歌手)
- 南方弥兵衛(南方熊楠の父、酒造会社世界一統創業者)
- 宮路年雄(城南電機創業者)
- 芳澤あやめ(江戸時代の歌舞伎役者)
- 山口勝久(海洋堂フィギュア原型師)
- 沖野岩三郎(小説家)
- 平野譲(実業家、株式会社フラット・フィールド・オペレーションズ元社長)
以下の2人は一説である
脚注
- ^ “川辺 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月18日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 日高川町観光協会
- ゆめ倶楽部21(農業体験、移住支援)
- 日高川町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- ウィキトラベルには、日高川町に関する旅行ガイドがあります。
- 地図 - Google マップ
- 川辺町・中津村・美山村合併協議会
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