嬰ロ

嬰ロ
各言語での名称
英語 B-sharp
独語 His
仏語 Si dièse
伊語 Si diesis
異名同音
ハ・重変ニ
音階上の位置
嬰イ短調 第2音・上主音(シ)
嬰ニ短調 旋律的短音階上行形の第6音
嬰ハ長調 自然長音階・和声的長音階・旋律的長音階上行形の第7音・導音(シ)
嬰ハ短調 和声的短音階・旋律的短音階上行形の第7音・導音
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嬰ロ(えいロ)は西洋音楽の音名のひとつ。ロの楽譜上の位置を変えずに半音上げた音であり、楽譜ではロにを付けて表す。

各オクターブの嬰ロ

オクターブ表記 周波数 MIDI
Note No.
譜例 備考
国際式 日本
B-2 B4 His4 下四点嬰ろ 8.17579892Hz 0 MIDIの最低音
B-1 B3 His3 下三点嬰ろ 16.35159783Hz 12 ベーゼンドルファーインペリアルモデルのピアノの最低音の実音
B0 B2 His2 下二点嬰ろ 32.70319566Hz 24 C管コントラバス・チューバの最低音の実音
B1 B1 His1 下一点嬰ろ 65.40639133Hz 36 * チェロの第4弦の実音、C管ユーフォニウムの最低音の実音、61鍵盤キーボードの基本設定における最低音
B2 B His 嬰ろ 130.81278265Hz 48 * ヴィオラの第4弦、6弦ベースの第1弦の実音
B3 b his 嬰ロ 261.6255653Hz 60 * 中央ハフルート、テナー・リコーダーの最低音の実音
B4 b1 his1 一点嬰ロ 523.2511306Hz 72 * ソプラノ・リコーダーの最低音の実音、テノールの最高音付近の所謂「ハイC」の実音
B5 b2 his2 二点嬰ロ 1046.5022612Hz 84 *
B6 b3 his3 三点嬰ロ 2093.0045224Hz 96 * 61鍵盤キーボードの基本設定における最高音
B7 b4 his4 四点嬰ロ 4186.00904481Hz 108 通常のピアノの最高音、グロッケンシュピールの最高音の実音
B8 b5 his5 五点嬰ロ 8372.01808962Hz 120
  • 上記のオクターブ表記の国際式は科学的ピッチ表記法とよばれており、それ以外はヘルムホルツ式ピッチ表記法とよばれている。
  • 一部の楽器製造会社では、国際式より1小さい数字が使われている。
  • オクターブの範囲はMIDIで表現できる範囲。
  • 周波数は、A4(一点イ)=440Hz十二平均律としたときの概算である。


音程はこの音からの音程である
重嬰ロ
増1度上
減8度下
重嬰ハ
長2度上
短7度下
重嬰ニ
長3度上
短6度下
重嬰ホ
増4度上
減5度下
重嬰ヘ
完全5度上
完全4度下
重嬰ト
長6度上
短3度下
重嬰イ
長7度上
短2度下
嬰ロ
完全1度上
完全1度下
嬰ハ
短2度上
長7度下
嬰ニ
短3度上
長6度下
嬰ホ
完全4度上
完全5度下
嬰ヘ
減5度上
増4度下
  嬰ト 
短6度上
長3度下
嬰イ
短7度上
長2度下

減2度上
増7度下

減3度上
増6度下

減4度上
増5度下

重減5度上
重増4度下

減6度上
増3度下

減7度上
増2度下

減8度上
増1度下
変ニ
重減3度上
重増6度下
変ホ
重減4度上
重増5度下
変ヘ

変ト
重減6度上
重増3度下
変イ
重減7度上
重増2度下
変ロ
重減8度上
重増1度下
変ハ
重減2度上
重増7度下
重変ニ

重変ホ

重変ヘ

重変ト

重変イ

重変ロ

重変ハ