今村昌弘

曖昧さ回避 今村雅弘」とは別人です。
今村 昌弘
(いまむら まさひろ)
誕生 1985年????
長崎県諫早市
職業 推理作家
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
活動期間 2017年 -
ジャンル 推理小説
代表作 屍人荘の殺人
主な受賞歴 鮎川哲也賞(2017年)
本格ミステリ大賞(2018年)
デビュー作 『屍人荘の殺人』
署名
ウィキポータル 文学
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(いまむら まさひろ、1985年 -)は、日本推理小説家長崎県出身。代表作は『屍人荘の殺人』シリーズ。

略歴・人物

人物

長崎県諫早市生まれ、兵庫県神戸市育ち[1]

岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻を卒業[2]

声優入江麻衣子はとこである[3][4]

受賞まで

大学卒業後、診療放射線技師として勤務しながら小説を書き続ける[5]。29歳で退職し執筆に集中[5]

2017年、『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞する[6][7][8]。受賞作について、推理作家北村薫は、「奇想と本格ミステリの融合が、実に見事。この頭の働きには、素直に脱帽するしかありません」と評している[9]。同作は「このミステリーがすごい!2018」第1位、「2018 週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「2018 本格ミステリ・ベスト10」第1位、第15回本屋大賞第3位、第18回本格ミステリ大賞など、デビュー作ながら高く評価された。2019年には映画化された[10]

受賞時点の紹介では「フリーター」「兵庫県在住」と記されている[7]

ミステリ・ランキング

  • 週刊文春ミステリーベスト10
    • 2017年 - 『屍人荘の殺人』1位
    • 2019年 - 『魔眼の匣の殺人』3位
    • 2021年 - 『兇人邸の殺人』3位
    • 2023年 - 『でぃすぺる』10位
  • このミステリーがすごい!
    • 2018年 - 『屍人荘の殺人』1位
    • 2020年 - 『魔眼の匣の殺人』3位
    • 2022年 - 『兇人邸の殺人』4位
    • 2024年 - 『でぃすぺる』28位
  • 本格ミステリ・ベスト10
    • 2018年 - 『屍人荘の殺人』1位
    • 2020年 - 『魔眼の匣の殺人』2位
    • 2022年 - 『兇人邸の殺人』3位
    • 2024年 - 『でぃすぺる』14位
  • ミステリが読みたい!
    • 2019年 - 『屍人荘の殺人』2位
    • 2020年 - 『魔眼の匣の殺人』3位
    • 2022年 - 『兇人邸の殺人』5位
    • 2024年 - 『でぃすぺる』19位
  • MRC大賞
    • 2023年 - 『でぃすぺる』10位

作品リスト

『屍人荘の殺人』シリーズ

その他の作品

アンソロジー収録

「」内が今村昌弘の作品

  • Jミステリー2022 SPRING(2022年4月 光文社文庫 ISBN 978-4-334-79347-0)「ある部屋にて」
  • 本格王2023(2023年6月 講談社文庫 ISBN 978-4-06-531938-3)「ある部屋にて」

単行本未収録作品

  • 明智恭介 最初でも最後でもない事件(東京創元社『ミステリーズ!』vol.98 DECEMBER 2019)
  • 宗教学試験問題漏洩事件(東京創元社『紙魚の手帖』vol.09 FEBRUARY 2023)
  • 泥酔肌着切り裂き事件(東京創元社『紙魚の手帖』vol.13 OCTOBER 2023)

テレビドラマ

  • ネメシス(2021年4月 - ) - 脚本協力[12]

ゲーム

  • 歪んだ実験室の殺人(2024年1月 マダミスアプリ「ウズ」) - 原作・シナリオ[13]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “作家の読書道 第205回:今村昌弘さん|作家の読書道|WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2022年12月18日閲覧。
  2. ^ “第205回:今村昌弘さんその3「大学の専攻を決めた理由」 - 作家の読書道|WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2022年12月18日閲覧。
  3. ^ 美学生図鑑 (2014年1月16日). “入江麻衣子”. be amie. 2016年12月17日閲覧。
  4. ^ Twitterページ (2020年1月3日). “現在放送中の神木隆之介さん主演の映画の原作は私の又従兄弟のお兄さんです”. 入江麻衣子Twitter. 2020年1月3日閲覧。
  5. ^ a b 「本屋大賞候補 岡山大卒の今村さん デビュー作「屍人荘の殺人」」『山陽新聞デジタル|さんデジ』。2018年5月4日閲覧。
  6. ^ 【鮎川哲也賞】兵庫県在住の今村昌弘さん『屍人荘の殺人』が受賞 - 本のページ(2017年4月15日)
  7. ^ a b 第27回鮎川哲也賞が決定いたしました - 東京創元社
  8. ^ “東京創元社、第27回「鮎川哲也賞」を決定”. 新文化通信社. 2017年11月3日閲覧。
  9. ^ “本格ミステリを牽引する新たなる旗手、衝撃のデビュー『屍人荘の殺人』”. 東京創元社 (2017年10月6日). 2017年11月3日閲覧。
  10. ^ “神木隆之介×浜辺美波×中村倫也!「屍人荘の殺人」実写映画化”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2018年12月3日). https://www.cinematoday.jp/news/N0105395 2018年12月20日閲覧。 
  11. ^ “緊急特報!! 『屍人荘の殺人』続編刊行決定!”. Webミステリーズ!. 東京創元社 (2018年11月7日). 2018年12月21日閲覧。
  12. ^ “スタッフ|ネメシス”. 日本テレビ. 2021年2月24日閲覧。
  13. ^ “歪んだ実験室の殺人 - スマホひとつで手軽にできるマダミスアプリ[ウズ]”. Sally. 2024年5月13日閲覧。

外部リンク

  • 今村昌弘 (@Imamura1985) - X(旧Twitter)
第27回鮎川哲也賞
1990年代
2000年代
2010年代
  • 第20回 安萬純一『ボディ・メッセージ』 / 月原渉『太陽が死んだ夜』
  • 第21回 山田彩人『眼鏡屋は消えた』
  • 第22回 青崎有吾『体育館の殺人』
  • 第23回 市川哲也『名探偵の証明』
  • 第24回 内山純Bビリヤードハナブサへようこそ』
  • 第25回 受賞作なし
  • 第26回 市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』
  • 第27回 今村昌弘『屍人荘の殺人』 / 一本木透『だから殺せなかった』(優秀賞)
  • 第28回 川澄浩平『探偵は教室にいない』
  • 第29回 方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』
2020年代
  • 第30回 千田理緒『五色の殺人者』 / 弥生小夜子『風よ僕らの前髪を』(優秀賞)
  • 第31回 受賞作なし
  • 第32回 真紀涼介『勿忘草をさがして』(優秀賞)
  • 第33回 岡本好貴『帆船軍艦の殺人』
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