マウントハーゲン
マウントハーゲン(英語:Mount Hagen)は、パプアニューギニアの山岳地方の西部山岳州の州都。
概要
地名の由来
市の名前の由来である同名のハーゲン山(標高3791m)の南東側山麓に位置する。 2011年の人口は2万9765人[1]で、国内5位。
地理
気候
ケッペンの気候区分では、西岸海洋性気候 (Cfb)に区分される。高地に位置する都市のため年間を通じて冷涼な気候で、最高気温は23℃から24℃前後、最低気温は12℃から14℃前後で推移する。 降水量は年間を通して多いものの、12月から4月は特に多くなる。
マウントハーゲンの気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 23.9 (75) | 24.1 (75.4) | 23.7 (74.7) | 24.0 (75.2) | 24.3 (75.7) | 23.4 (74.1) | 22.6 (72.7) | 23.0 (73.4) | 23.6 (74.5) | 23.9 (75) | 24.0 (75.2) | 23.9 (75) | 23.7 (74.66) |
日平均気温 °C (°F) | 18.6 (65.5) | 18.8 (65.8) | 18.5 (65.3) | 18.5 (65.3) | 18.7 (65.7) | 17.6 (63.7) | 17.3 (63.1) | 17.6 (63.7) | 18.0 (64.4) | 18.1 (64.6) | 18.1 (64.6) | 18.4 (65.1) | 18.18 (64.73) |
平均最低気温 °C (°F) | 13.3 (55.9) | 13.5 (56.3) | 13.4 (56.1) | 13.1 (55.6) | 13.1 (55.6) | 11.9 (53.4) | 12.1 (53.8) | 12.3 (54.1) | 12.4 (54.3) | 12.4 (54.3) | 12.2 (54) | 13.0 (55.4) | 12.73 (54.9) |
降水量 mm (inch) | 267 (10.51) | 272 (10.71) | 294 (11.57) | 252 (9.92) | 191 (7.52) | 129 (5.08) | 133 (5.24) | 154 (6.06) | 196 (7.72) | 220 (8.66) | 206 (8.11) | 263 (10.35) | 2,577 (101.45) |
出典:[2] |
人口
歴史
1933年、リーヒー兄弟らが飛行機による偵察中、当時から人口密度が高かったマウントハーゲン一帯を確認。着陸して、地域一帯の原住民と初めて接触した白人となった。
その後、マウントハーゲン周辺にジャマイカからコーヒー(ブルーマウンテン)の苗木が持ち込まれ、以後、コーヒー豆の有力な産地の一つとなった。
1950年代以降は、毎年8月に地域の部族が集まり伝統装束を着飾り踊る「ハイランドショー」が行われるようになり、これを目当てにした観光産業および商業も盛んになった[3]。
治安
地域一帯では黒魔術が信じられており、2013年には魔女狩りを通じた集団心理による殺人事件、暴動が発生したことがある[4]。また、パプアニューギニアの他の都市同様、強盗、置き引き等の犯罪は多発している[5]。
対外関係
姉妹都市・提携都市
- 姉妹都市
- オレンジ (オーストラリア連邦 ニューサウスウェールズ州)
- 1989年 - 姉妹都市提携。
経済
産業
- 農業
交通
空港
- マウントハーゲン空港(英語版)
文化・名物
祭事・催事
- ハイランドショー