ボクサー (サイモン&ガーファンクルの曲)
「ボクサー」 | ||||||||
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サイモン&ガーファンクル の シングル | ||||||||
初出アルバム『明日に架ける橋』 | ||||||||
B面 | ベイビー・ドライバー | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル | |||||||
ジャンル | フォークロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||||||
作詞・作曲 | ポール・サイモン | |||||||
プロデュース | ロイ・ハリー、ポール・サイモン、アート・ガーファンクル | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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サイモン&ガーファンクル シングル 年表 | ||||||||
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「ボクサー」(原題:The Boxer)は、サイモン&ガーファンクルが1969年に発表した楽曲。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では106位にランクされている[2]。
概要
1969年3月21日、シングル曲として発表された[1]。B面は「ベイビー・ドライバー」。
録音には100時間以上が費やされたと言われており、ナッシュビルとニューヨーク市にあるコロムビア・レコードのスタジオで製作された。またボーカルの一部はニューヨーク市のセント・ポール教会で録音された[3]。バス・ハーモニカはチャーリー・マッコイの演奏[4]。
同年5月17日付のビルボード・Hot 100で7位を記録し[5]、1970年1月26日発売のアルバム『明日に架ける橋』に収録された。
時に本作品は、ボブ・ディランに対するあてこすりではないかと言われることがある(ディランは19歳のとき、故郷のミネソタ州ダルースからニューヨークに出た)[6][7]。ポール・サイモンはこの噂を否定し次のように述べている。
僕はその頃聖書を読んでいた。だから "workman's wages" とか "seeking out the poorer quarters" といった言葉はそこから生まれたんだと思うよ。この歌は聖書的であると同時に、僕自身についての歌だと思う[8]。
当のボブ・ディランは、1970年6月に発表したアルバム『セルフ・ポートレイト』の中で本作品をカバーしており、念入りに多重録音によるハーモニーまで行っているが[9]、その意図についてのディラン自身のコメントは発せられていない。
サイモンの1974年のライブ・アルバム『ライヴ・ライミン』にも収録されている。
2020年、新型コロナウイルスの流行により各国で外出禁止の措置がなされる中、サイモンは同年3月より自宅で撮影したライブ演奏を配信し始めた。3月31日、「ニューヨークの人々に捧げます」と述べ「ボクサー」を演奏した[10]。
失われた歌詞
本作品には「失われた歌詞」と呼ばれるパートがある。1969年11月のツアー(『ライヴ1969』に収録)に始まり、1973年~74年のポールのソロ・ツアー(『ライヴ・ライミン』収録)でも1981年のセントラル・パーク・コンサートでも披露されたが、スタジオ・バージョンのみ含まれていない歌詞が存在する。そのためこれは、作詞の段階でもともとあった部分だと考えられている。該当箇所は以下のとおり。
Now the years are rolling by me
They are rockin' evenly
I am older than I once was
And younger than I'll be; that's not unusual.
No, it isn't strange
After changes upon changes
We are more or less the same
After changes we are more or less the same
日本の歌への影響
本作品は日本の1970年代のフォークソングに与えた影響が大きい。「結婚しようよ/吉田拓郎」「岬めぐり/山本コウタローとウィークエンド」などもあるが、最も再現度が高いのが「赤ちょうちん/かぐや姫」で、ギターの16音符アルペジオ、ベースドラム(相当)のド- -ドド- - - のリズム、"lie la lie..."の部分の(2拍頭の)深い残響が付いたドラム音が踏襲されている。
カバー
1993年 (1993)には、ヴィーナス・ペーターがアルバム『BIG "SAD" TABLE』にてカバーした。
脚注
- ^ a b 45cat - Simon And Garfunkel - The Boxer / Baby Driver - Columbia - USA - 4-44785
- ^ “Rolling Stone's 500 Greatest Songs of All Time”. Rolling Stone. (April 2010). http://www.rollingstone.com/music/lists/the-500-greatest-songs-of-all-time-20110407/simon-and-garfunkel-the-boxer-20110526 2016年2月1日閲覧。.
- ^ The Boxer by Simon & Garfunkel Songfacts
- ^ “Charlie McCoy's Credits, Harmonica Session”. Charlie McCoy. 2016年2月1日閲覧。
- ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF MAY 17, 1969
- ^ Baker, G.A. Sleeve of Simon & Garfunkel: 20 Greatest Hits
- ^ Eliot, Marc (2010). Paul Simon: A Life. Hoboken, N.J.: John Wiley and Sons. p. 103. ISBN 0-470-43363-9. https://books.google.co.jp/books?id=jQGOxvDsF-kC&pg=PA103&dq=%22the+boxer%22+%22bob+dylan%22+attack&hl=en&ei=yETTTo_SCcziggf7kICoDQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&redir_esc=y#v=onepage&q=%22the%20boxer%22%20%22bob%20dylan%22%20attack&f=false 2016年2月1日閲覧。
- ^ “freespace.virgin.net”. freespace.virgin.net. 2016年2月1日閲覧。
- ^ “Bob Dylan - The Boxer (Official Audio)”. Bob Dylan (2021年8月31日). 2021年9月7日閲覧。
- ^ “Paul Simon - The Boxer (Acoustic Version March 2020)”. Paul Simon (2020年3月31日). 2020年4月3日閲覧。
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ポール・サイモン (Vocal&Guitar) - アート・ガーファンクル (Vocal) | |||||||
シングル | 1.サウンド・オブ・サイレンス - 2.アイ・アム・ア・ロック - 3.早く家へ帰りたい - 4.冬の散歩道 - 5.フェイキン・イット - 6.動物園にて - 7.スカボロー・フェア - 8.ミセス・ロビンソン - 9.ボクサー - 10.明日に架ける橋 - 11.いとしのセシリア - 12.コンドルは飛んで行く - 13.バイ・バイ・ラブ - 14.アメリカ - 15.マイ・リトル・タウン | ||||||
アルバム |
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関連項目 | コロムビア・レコード - サイモン・ガーファンクル (小惑星) | ||||||
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