ペーパーボーイ
![]() | この項目では、アタリのアーケードゲームについて説明しています。東京都渋谷区の企業については「Paperboy&co.」を、映画については「ペーパーボーイ 真夏の引力」をご覧ください。 |
ジャンル | アクションシューティング |
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対応機種 | アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | アタリ |
発売元 | アタリ |
プログラマー | ジョン・サルウィッツ |
音楽 | ハル・キャノン アール・ヴィッカーズ |
美術 | デイヴ・ラルストン |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア | 業務用基板 (568.00キロバイト) |
稼働時期 | ![]() 発売日一覧
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対象年齢 | ![]() ![]() |
コンテンツ アイコン | ![]() |
デバイス | アナログジョイスティック 2ボタン |
システム基板 | Atari System 2 |
CPU | T11 (@ 10 MHz) |
サウンド | MOS 6502 (@ 1.790 MHz) YM2151 (@ 3.580 MHz) POKEY (@ 1.790 MHz)×2 TMS5220 (@ 625 kHz) |
ディスプレイ | ラスタースキャン 横モニター 512×384ピクセル 60.00Hz パレット256色 |
その他 | 型式:136034 |
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『ペーパーボーイ』 (PAPERBOY) は、1985年4月にアメリカ合衆国のアタリから稼働されたアーケード用アクションシューティングゲーム。
本作は「ペーパーボーイ」と呼ばれる新聞配達のアルバイトを行う主人公の少年を操作するゲームである。契約者の家の玄関先かポストに上手く新聞を投げ込むことを目的とする。
開発はアタリが行い、プログラムは『クラックス』(1990年)を手掛けたジョン・サルウィッツが担当、音楽は『マーブルマッドネス』(1984年)を手掛けたハル・キャノンと『ガントレット』(1985年)を手掛けたアール・ヴィッカーズが担当した。
1986年に欧州にて各種ホビーパソコンに移植された。1988年には北米にてApple II、PC/AT互換機に移植されたほか、NESに移植され、日本においてはファミリーコンピュータ用ソフトとして1991年に発売された。欧米においてはその後もAmiga、Atari ST、Atari Lynx、ゲームボーイ、セガ・マスターシステム、メガドライブ、ゲームギアなど様々な機種に移植された。アーケード版は欧米においてPlayStation用ソフト『Arcade's Greatest Hits: The Atari Collection 2』(1997年)などに収録され、日本では『ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ』(2006年)に収録された。
後に北米にて続編となるゲームボーイ用ソフト『Paperboy 2』(1992年)が発売された。また、本作主人公がディズニー映画『シュガー・ラッシュ』(2012年)にカメオ出演している[1]他、アメリカ映画『ピクセル』(2015年)に敵キャラの一人としてカメオ出演している。
ゲーム内容
システム
自転車に乗った少年を操作して、ボタンで新聞を左に投げる。契約者の家の玄関先に届くか、ポストにうまく入ると成功。(これはアメリカでの新聞配達の現状を反映した内容に沿っている)新聞を届けられなかったり、契約者の家の窓ガラスなどを壊してしまうと次の日から契約が打ち切られる。ただし、契約していない家の窓ガラスなどはいくら破壊しても良く、破壊するに従ってクラッシュボーナスが加算される。また、契約を打ち切られても加算スコアが減少するだけであり、ゲーム進行上のペナルティなどは発生しない。ただ、溝に当たると死ぬ。
道中には主人公の行く手を阻む障害物や敵キャラが多数出現し、それらに接触するとミスとなる。敵キャラは、新聞を投げることで攻撃できる。新聞が無くなった場合は、落ちている新聞を拾うことで補充できる。各ステージの最後はトレーニングステージ(ボーナスステージ)となっている。
無事に1週間配達できればクリアとなる。
その他
- 日曜日の新聞は、ちゃんと厚くて重い(飛び方が遅い)。
- クラッシュボーナスが65,536点に達すると、0点に戻ってしまう。
- トレーニングステージで右へ右へと進んで、最高速で右端に突っ込むようにゴールすると、数億点が入るバグが起きる。
移植版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | Paperboy | ![]() | Amstrad CPC Acorn Electron BBC Micro コモドール16 コモドール64 ZX Spectrum | Elite Systems | Elite Systems | フロッピーディスク | - | |
2 | Paperboy | ![]() | Apple II PC/AT互換機 | Magpie Computer Developments | Mindscape | フロッピーディスク | - | |
3 | Paperboy | ![]() ![]() ![]() | ファミリーコンピュータ | Eastridge Technology | ![]() ![]() ![]() | 512キロビットロムカセット[2] | ![]() ![]() | |
4 | Paperboy | ![]() ![]() | Amiga Atari ST | Elite Systems | Elite Systems | フロッピーディスク | - | |
5 | Paperboy | ![]() | Atari Lynx | アタリ | テンゲン | ロムカセット | PA2041 | |
6 | Paperboy | ![]() ![]() | ゲームボーイ | アタリ | テンゲン | ロムカセット | ![]() ![]() | |
7 | Paperboy | ![]() ![]() | セガ・マスターシステム | Tiertex | U.S. Gold | ロムカセット | ![]() ![]() | |
8 | Paperboy | ![]() ![]() ![]() | メガドライブ | Motivetime | テンゲン | 4メガビットロムカセット[3] | ![]() ![]() ![]() | |
9 | Paperboy | ![]() ![]() | ゲームギア | Tiertex | テンゲン | ロムカセット | ![]() ![]() | |
10 | Arcade's Greatest Hits: The Atari Collection 2 | ![]() ![]() | PlayStation | Digital Eclipse | ![]() ![]() | CD-ROM | ![]() ![]() | アーケード版の移植 |
11 | Arcade's Greatest Hits: The Atari Collection 2 | ![]() | Windows | Digital Eclipse | ミッドウェイ | CD-ROM | - | アーケード版の移植 |
12 | Paperboy | ![]() ![]() | ゲームボーイカラー | アタリ | ミッドウェイ | ロムカセット | ![]() ![]() | |
13 | Paperboy | ![]() ![]() | NINTENDO64 | High Voltage Software | ミッドウェイ | ロムカセット | ![]() ![]() | |
14 | Midway's Greatest Arcade Hits Vol.2 | ![]() | ドリームキャスト | Digital Eclipse | ミッドウェイ | GD-ROM | T-9714N | アーケード版の移植 |
15 | Midway Arcade Treasures | ![]() ![]() | PlayStation 2 | Digital Eclipse | ミッドウェイ | DVD-ROM | ![]() ![]() | アーケード版の移植 |
16 | Midway Arcade Treasures | ![]() ![]() | Xbox | Digital Eclipse | ミッドウェイ | DVD-ROM | - | アーケード版の移植 |
17 | Midway Arcade Treasures | ![]() | ゲームキューブ | Digital Eclipse | ミッドウェイ | DVD-ROM | DOL-GAKE-USA | アーケード版の移植 |
18 | Midway Arcade Treasures | ![]() ![]() | Windows | Digital Eclipse | ミッドウェイ | CD-ROM | - | アーケード版の移植 |
19 | 2 Games in One! Paperboy + Rampage | ![]() ![]() | ゲームボーイアドバンス | 7th Sense | Destination Software | ロムカセット | ![]() ![]() | |
20 | Midway Arcade Treasures: Extended Play | ![]() ![]() | PlayStation Portable | Backbone Entertainment | ミッドウェイ ワーナー | UMD | ![]() ![]() | アーケード版の移植 |
21 | ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ | ![]() | PlayStation 2 | Digital Eclipse | サクセス | DVD-ROM | SLPM-66467 | アーケード版の移植 |
22 | Paperboy | INT 200702142007年2月14日 | Xbox 360 | アタリ | ミッドウェイ | ダウンロード (Xbox Live Arcade) | - | アーケード版の移植 |
23 | Paperboy | ![]() | BlackBerry | アタリ | Elite Systems | ダウンロード | 4704 | |
24 | Paperboy | ![]() | iPhone (iOS) | アタリ | Elite Systems | ダウンロード | 339779244 | |
25 | Paperboy ES | ![]() | iPhone (iOS) | アタリ | Elite Systems | ダウンロード | 351632756 | |
26 | Paperboy Classic | ![]() | iPhone (iOS) | アタリ | Elite Systems | ダウンロード | 351632756 | |
27 | Paperboy: Special Delivery | ![]() | iPhone (iOS) | アタリ | Elite Systems | ダウンロード | 388964792 |
スタッフ
- プログラマー:ジョン・サルウィッツ
- アーティスト:デイヴ・ラルストン
- ハードウェア・デザイナー:ダグ・スナイダー
- プロジェクト・コーディネーター:ラッセル・ダウ
- テクニシャン:リンダ・シンコビッチ
- サウンド・デザイナー:ハル・キャノン、アール・ヴィッカーズ
- メカニカル・エンジニア:ミルト・ローパー
- アニメーター:ウィル・ノーブル
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ファミリーコンピュータ版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計23点(満40点)[12]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は16.82点(満30点)である[2]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.87 | 2.65 | 2.81 | 2.66 | 2.56 | 3.27 | 16.82 |
メガドライブ版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で23点(満40点) [13]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は20.90点(満30点)である[3]。また、同雑誌1993年7月号特別付録の「メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」では、住人や障害物をかわしながら新聞配達することに関して「一風変わった設定」と紹介している[3]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.85 | 3.04 | 3.00 | 3.65 | 3.26 | 4.30 | 20.90 |
脚注
- ^ Breznican, Anthony (2012年6月6日). “'Wreck-It Ralph' trailer: A bad video game character tries to turn good -- VIDEO”. Wired. http://insidemovies.ew.com/2012/06/06/wreck-it-ralph-trailer-a-bad-video-game-character-tries-to-turn-good-video/ 2012年6月8日閲覧。
- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、106頁。
- ^ a b c d 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、28頁。
- ^ a b “Paperboy for Arcade (1984)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “Paperboy for NES (1988)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “Paperboy for Game Boy Color (1999)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c d “Paperboy for Amiga (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c d “Paperboy for Commodore 64 (1986)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c d “Paperboy for ZX Spectrum(1986)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c “Paperboy for Lynx (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c “Paperboy for SEGA Master System (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “ペーパーボーイ まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “ペーパーボーイ まとめ [メガドライブ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年7月9日閲覧。
- ^ “Paperboy for Xbox 360 (2007)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “Paperboy for Amstrad CPC (1987)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “Paperboy for Atari ST (1989)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c “Paperboy for DOS (1988)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b c d “Paperboy for Game Boy (1990)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ a b “Paperboy for Commodore 16, Plus/4 (1986)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ “Paperboy for BBC Micro (1986)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ “Paperboy for Genesis (1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。
- ^ “Paperboy for Game Gear (1991)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2017年7月9日閲覧。