シアトルズベストコーヒー

2010年から使用されているロゴ
シアトルズベストコーヒー新宿南口店

シアトルズベストコーヒー (Seattle's Best Coffee) は、1968年アメリカ合衆国ワシントン州ウィッビーアイランドで開業したシアトル系コーヒーを専門とする、コーヒーショップである。

概要

2010年までのロゴ

1971年シアトルのダウンタウンにコーヒーの小売店舗を開店してシアトルのコーヒーブームの発展に重要な役割を果たした。2003年スターバックスに北米事業を買収される。開業当初はさほど上質なコーヒーを出していない時代もあったが、創業者がアラビカ豆の栽培を始め、その上質な味わいでシアトル系コーヒーのコンテストで1位となり、それを機に、店名を現在のものとし、一躍飛躍をはたした。

日本では、複数のフランチャイジーの会社が運営する形で、1999年上陸。東日本では、三井物産系のボウリング場運営会社・日本ブランズウィックが、1999年10月7日に1号店を東京都渋谷区道玄坂に出店。関西では映像制作会社のミフネが、1999年10月29日に1号店を大阪梅田に出店した。2019年にJR九州ファーストフーズが関東、関西の計8店舗を取得し、日本の店舗の7割が同社運営店舗となった[1]JR九州ファーストフーズ運営店舗では、菓子パンチェーンのシナボンや、サンドイッチ店のサブウェイが併設された店舗も存在する。

シアトルズブレンドをはじめとし10種類を超えるコーヒー豆を用意している。

メニュー

ドリンク

ドリップコーヒー
  • ナチュラルティー
  • スチームミルク
  • アイスミルク
  • ナチュラルアイスティー
  • ナチュラルフレッシュジュース
  • モカチョコレート
  • クリーミーキャラメル
  • クッキー&クリーム
  • バニラコーヒー
  • 抹茶
  • マンゴー

上記のドリンクに、ホイップ、アイスクリーム、豆乳 エスプレッソエクストラショットといったフレーバーをトッピングすることができる。

フードメニューとしては、ホットドッグ、サンドウィッチといった基本的なメニューがそろっている。

沿革

本国(米国)
  • 1968年 創業者のジム・スチュアートが、ワシントン州ウィッビーアイランドで「the Wet Whisker」を開業
  • 1970年 「スチュアートブラザーズ・コーヒー」(Stewart Brothers Coffee)を設立し、シアトルのPier70に出店
  • 1971年 シアトルの中心部(ダウンタウン)に出店
  • 1988年 社名を「SBC」に変更
  • 1991年 社名を「シアトルズベストコーヒー」(Seattle's Best Coffee)に変更
  • 1998年 AFCエンタープライズが買収
  • 2003年 北米事業をスターバックスが買収
日本
  • 1999年10月 シアトルズベストコーヒー日本第1号店を大阪市北区阪急三番街にオープン
  • 2008年1月15日 フランチャイジーであるシアトルズコーヒージャパン株式会社の一部店舗を受託運営していたWOW Brands Japan株式会社(大阪市中央区)が準自己破産し、近畿を中心とする一部店舗(約40店舗)が閉鎖。ただし、他の受託運営会社の店舗は引き続き営業を継続。
  • 2019年4月 JR九州ファーストフーズが関東8店舗の経営権を受諾。同社の店舗は46店舗に。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 都市商業研究所. “シアトルズベストコーヒー、国内の大半がJR九州系に-2019年4月に首都圏から関西の店舗の3割取得”. toshoken.com. 2023年9月7日閲覧。

外部リンク

  • シアトルズベストコーヒージャパン(JR九州ファーストフーズサイト内)
  • Seattle's Best Coffee, LLC.
JR九州グループ
親会社
本社の支社等
運輸
建設
不動産・ホテル
(括弧内は運営施設)
流通・外食
ビジネスサービス
関連項目
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