エリアス・ディアス

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はディアス、第二姓（母方の姓）はソトです。

エリアス・ディアス
*Elías Díaz*
コロラド・ロッキーズ #35
2022年8月27日
基本情報
国籍	ベネズエラ
出身地	スリア州マラカイボ
生年月日	(1990-11-17) 1990年 11月17日（33歳）
身長体重	6' 1" ＝約185.4 cm 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	捕手
プロ入り	2008年アマチュアFA
初出場	2015年9月12日
年俸	$5,500,000（2023年）^[1]
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
ピッツバーグ・パイレーツ (2015 - 2019) コロラド・ロッキーズ (2020 - )
国際大会
代表チーム	コロンビア
WBC	2023年
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エリアス・デビッド・ディアス・ソト（Elías David Díaz Soto, 1990年 11月17日 - ）は、ベネズエラのスリア州マラカイボ出身のプロ野球選手（捕手）。右投右打。MLBのコロラド・ロッキーズ所属。

経歴

プロ入りとパイレーツ時代

2008年にピッツバーグ・パイレーツと契約してプロ入り。

2009年に傘下のルーキー級ベネズエラン・サマーリーグ・パイレーツでプロデビュー。この年は64試合に出場して打率.272、5本塁打、36打点、3盗塁を記録した。

2010年にアメリカ本土に渡り、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツでプレー。この年は42試合に出場して打率.218、2本塁打、20打点を記録した。

2011年はA級ウェストバージニア・パワーでプレーし、90試合に出場して打率.221、2本塁打、45打点、6盗塁を記録した。

2012年もA級ウェストバージニアでプレーし、92試合に出場して打率.208、3本塁打、26打点、2盗塁を記録した。

2013年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、57試合に出場して打率.279、2本塁打、15打点、4盗塁を記録した。

2014年はAA級アルトゥーナ・カーブとAAA級インディアナポリス・インディアンスでプレーし、2球団合計で101試合に出場して打率.312、6本塁打、54打点、3盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[2]。

2015年は開幕からAAA級インディアナポリスでプレーし、93試合に出場して打率.271、4本塁打、47打点、1盗塁を記録した。また、7月にはオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜にも選出された。ロースターが拡大した9月1日にメジャー初昇格を果たすと、12日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは2試合に出場したが、初安打はお預けとなった。

2016年は右肘を痛めてメジャーでは1試合、マイナー（A+級ブレイデントン、AA級アルトゥーナ、AAA級インディアナポリス）では3球団合計で34試合の出場にとどまった。なお、この年唯一のメジャーでの出場試合であった7月24日のフィラデルフィア・フィリーズ戦ではメジャー初打点を挙げている^[3]。

2017年は控え捕手としてメジャーでの出場が64試合に増え、打率.223、1本塁打、19打点、1盗塁を記録した。

2019年オフの12月2日にノンテンダーFAとなった^[4]。

ロッキーズ時代

2020年1月6日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった^[5]。7月22日にメジャー契約を結んで40人枠入りした^[6]。

2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のコロンビア代表に選出された。シーズンでは7月2日にMLB選出で初となるオールスターゲームに選出された^[7]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2015	PIT	2	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000	.000	.000
2016		1	4	4	0	0	0	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000	.000	.000
2017		64	200	188	18	42	14	0	1	59	19	1	0	0	1	11	0	0	38	8	.223	.265	.314	.579
2018		82	277	252	33	72	12	0	10	114	34	0	1	0	3	21	1	1	40	4	.286	.339	.452	.792
2019		101	332	303	31	73	14	0	2	93	28	0	0	1	3	23	0	2	56	11	.241	.296	.307	.603
2020	COL	26	73	68	4	16	2	0	2	24	9	0	0	0	0	5	0	0	15	4	.235	.288	.353	.641
2021		106	371	338	52	83	18	1	18	157	44	0	0	0	1	30	1	2	60	15	.246	.310	.464	.774
2022		105	381	351	29	80	18	2	9	129	51	0	1	0	3	25	0	2	82	8	.228	.281	.368	.649
2023		141	526	486	48	130	25	1	14	199	72	1	0	0	4	34	0	2	118	12	.267	.316	.409	.725
MLB：9年		628	2166	1992	215	496	103	4	56	775	258	2	2	1	15	149	2	9	411	62	.249	.302	.389	.691

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	捕手（C）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	捕逸	企図数	許盗塁	盗塁刺	阻止率
2016	PIT	1	7	4	0	0	1.000	0	1	0	1	1.000
2017		55	356	37	4	4	.990	3	27	19	8	.296
2018		70	501	41	9	6	.984	0	40	29	11	.275
2019		96	694	47	12	5	.984	8	57	42	15	.263
2020	COL	24	79	9	0	1	1.000	0	8	7	1	.125
2021		98	699	48	4	5	.995	8	38	22	16	.421
2022		104	672	52	11	3	.985	3	63	48	15	.238
2023		126	807	48	10	9	.988	6	95	73	22	.232
MLB		574	3815	286	50	33	.988	28	329	240	89	.271

2023年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

表彰

MLBオールスターゲームMVP：1回（2023年）

記録

MiLB

オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2015年）

MLB

MLBオールスターゲーム選出：1回（2023年）

背番号

66（2015年）
32（2016年 - 2019年）
35（2020年 - ）

代表歴

2023 ワールド・ベースボール・クラシック・コロンビア代表

脚注

^ “Elias Diaz Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年7月12日閲覧。
^ “Pirates designate Ike Davis for assignment”. ESPN (2014年11月20日). 2017年12月11日閲覧。
^ Frazier's pinch-hit homer leads Bucs to 5-4 win over Phils
^ Mark Feinsand (2019年12月3日). “These players just joined the free-agent pool” (英語). MLB.com. 2019年12月9日閲覧。
^ Thomas Harding (2020年1月6日). “Rockies add Díaz to catcher competition” (英語). MLB.com. 2020年2月25日閲覧。
^ Steve Adams (2020年7月22日). “Rockies To Select Elias Diaz, Drew Butera” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月24日閲覧。
^ Thomas Harrigan (2023年7月2日). “Breaking down the full 2023 All-Star Game rosters” (英語). MLB.com. 2023年7月3日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、エリアス・ディアスに関連するカテゴリがあります。

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Elias Diaz stats MiLB.com （英語）
Elias David Diaz (@EliasDiaz32) - X（旧Twitter）

表話編歴コロラド・ロッキーズロースター
投手	52 ダニエル・バード（故障者リスト） 68 ジャレン・ビークス 59 ジェイク・バード（故障者リスト） 50 タイ・ブラッチ 29 マット・カラシティー 57 アンヘル・チビリ（英語版） 37 ジョン・カーティス 63 ノア・デービス（英語版） 18 ライアン・フェルトナー 21 カイル・フリーランド（故障者リスト） 58 ルーカス・ギルブレス（故障者リスト） 26 オースティン・ゴンバー 64 ギャビン・ホロウェル（英語版） 32 ダコタ・ハドソン 56 エバン・ジャスティス（英語版） 40 タイラー・キンリー 20 ピーター・ランバート 61 ジャスティン・ローレンス 48 ヘルマン・マルケス（故障者リスト） 46 ニック・ミアーズ（英語版） 55 フアン・メヒア（英語版） 43 アンソニー・モリーナ（英語版） 41 ライリー・パイント 47 カル・クアントリル 49 アントニオ・センザテラ（故障者リスト） 38 ビクター・ボドニック
捕手	35 エリアス・ディアス 25 ジェイコブ・スタリングス
内野手	79 アダエル・アマダー 15 ハンター・グッドマン（英語版） -- グレッグ・ジョーンズ 24 ライアン・マクマホン 44 エレフリス・モンテロ 7 ブレンダン・ロジャース 14 エセキエル・トーバー 13 アラン・トレホ
外野手	27 ジョーダン・ベック（故障者リスト） 12 ショーン・ブシャー 23 クリス・ブライアント 11 ジェイク・ケイブ 9 ブレントン・ドイル 82 ヤンキール・フェルナンデス 22 ノーラン・ジョーンズ（故障者リスト） 4 マイケル・トグリア
指名打者	19 チャーリー・ブラックモン
監督・コーチ	10 バド・ブラック（監督） 8 マイク・レドモンド（ベンチコーチ） 31 ヘンスリー・ミューレンス（打撃コーチ） 70 アンディ・ゴンザレス（英語版）（打撃コーチ補佐） 68 P.J.ピリッテア（英語版）（打撃コーチ補佐） 72 ダリル・スコット（投手コーチ） 53 ロニー・ギデオン（英語版）（一塁コーチ） 34 ウォーレン・シュエファー（英語版）（三塁コーチ） 74 リード・コーネリウス（英語版）（ブルペンコーチ） 77 アーロン・ムニョス（ブルペン捕手） 75 カイル・カニンガム（ブルペン捕手補佐）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年5月26日更新

表話編歴 MLBオールスターゲームMVP
1960年代	1961 モーリー・ウィルス 1962 レオン・ワグナー（英語版） 1963 ウィリー・メイズ 1964 ジョニー・キャリソン（英語版） 1965 フアン・マリシャル 1966 ブルックス・ロビンソン 1967 トニー・ペレス 1968 ウィリー・メイズ 1969 ウィリー・マッコビー
1970年代	1970 カール・ヤストレムスキー 1971 フランク・ロビンソン 1972 ジョー・モーガン 1973 ボビー・ボンズ 1974 スティーブ・ガービー 1975 ジョン・マトラック、ビル・マドロック 1976 ジョージ・フォスター 1977 ドン・サットン 1978 スティーブ・ガービー 1979 デーブ・パーカー
1980年代	1980 ケン・グリフィー・シニア 1981 ゲイリー・カーター 1982 デーブ・コンセプシオン 1983 フレッド・リン 1984 ゲイリー・カーター 1985 ラマー・ホイト 1986 ロジャー・クレメンス 1987 ティム・レインズ 1988 テリー・スタインバック 1989 ボー・ジャクソン
1990年代	1990 フリオ・フランコ 1991 カル・リプケン・ジュニア 1992 ケン・グリフィー・ジュニア 1993 カービー・パケット 1994 フレッド・マグリフ 1995 ジェフ・コーナイン 1996 マイク・ピアッツァ 1997 サンディー・アロマー・ジュニア 1998 ロベルト・アロマー 1999 ペドロ・マルティネス
2000年代	2000 デレク・ジーター 2001 カル・リプケン・ジュニア 2002 引き分けのため選出なし 2003 ギャレット・アンダーソン 2004 アルフォンソ・ソリアーノ 2005 ミゲル・テハダ 2006 マイケル・ヤング 2007 イチロー 2008 J.D.ドリュー 2009 カール・クロフォード
2010年代	2010 ブライアン・マッキャン 2011 プリンス・フィルダー 2012 メルキー・カブレラ 2013 マリアノ・リベラ 2014 マイク・トラウト 2015 マイク・トラウト 2016 エリック・ホズマー 2017 ロビンソン・カノ 2018 アレックス・ブレグマン 2019 シェーン・ビーバー
2020年代	2021 ブラディミール・ゲレーロ・ジュニア 2022 ジャンカルロ・スタントン 2023 エリアス・ディアス