ウィンザー・マッケイ賞

ウィンザー・マッケイ賞(ウィンザーマッケイしょう、Winsor McCay Award)は、生涯とキャリアにおいて、アニメーションに対し顕著な貢献を行ったことが認められた個人に授与される賞。この賞は、国際アニメーションフィルム協会ハリウッド支部が毎年開催しているアニー賞の中で授与される。この賞は1972年に創設され、アニメーターの先駆者であったウィンザー・マッケイに因んで命名された。

過去の受賞者

(† 没後受賞)
受賞者
1972 (第1回) マックス・フライシャーデイブ・フライシャー(英語版)
1973 (第2回) ウォルター・ランツ
1974 (第3回) テックス・アヴェリーフリッツ・フレレング(英語版)チャック・ジョーンズアート・バビットウィンザー・マッケイ
1975 (第4回) ウォルト・ディズニージョン・ハブリー(英語版)フェイス・ハブリー(英語版)ノーマン・マクラレン
1976 (第5回) ロバート・キャノン、ヒュー・ハーマンルドルフ・アイジングマイケル・マルチーズ(英語版)ジョージ・パルウォード・キンボール
1977 (第6回) ウィリアム・ハンナジョセフ・バーベラメル・ブランクオスカー・フィッシンガービル・スコット(英語版)ミルト・カール
1978 (第7回) ジェイ・ワード(英語版)アブ・アイワークスディック・ヒューマー(英語版)カール・スターリングハンス・コンリード
1979 (第8回) クライド・ジェロニミビル・メレンデス(英語版)メイ・ケステル(英語版)オット・メスマー(英語版)
1980 (第9回) オリー・ジョンストン、フランク・トーマス、カル・ハワード(英語版)ポール・ジュリアン(英語版)ラバーン・ハーディング(英語版)
1981 (第10回) T・ヒービル・ピートビル・ティトラジョン・ホイットニー(英語版)ケン・ハリス(英語版)
1982 (第11回) ケン・アンダーソン、ブルーノ・ボゼット(英語版)ジューン・フォーレイドナルド・グラハム(英語版)、マーク・デイヴィス
1983 (第12回) エリック・ラーソンフレッド・ムーアクラレンス・ナッシュウォルフガング・ライザーマン、レオ・サルキン、ステファン・ボサストウ(英語版)ウィルフレッド・ジャクソン
1984 (第13回) ドーズ・バトラー(英語版)、デイヴィッド・ハンド、ジャック・キニーマイケル・ラーロバート・マッキンソン(英語版)リチャード・ウィリアムズ(英語版)ハミルトン・ラスク
1985 (第14回) ロバート・エイブルプレストン・ブレアジョー・グラントジョン・ハラス(英語版)スターリング・ホロウェイジム・マクドナルドフィル・モンロー(英語版)ベン・ウォシャム(英語版)
1986 (第15回) フレデリック・バックシェイマス・カルヘイン(英語版)、ウィリアム・T・ハーツ、アーヴィン・スペンス(英語版)エメリー・ホーキンズ(英語版)ジョン・ラウンズベリー
1987 (第16回) ポール・ドリエセン(英語版)ジャック・ハンナビル・リトルジョン(英語版)モーリス・ノーブル(英語版)、ケン・オコナー
1988 (第17回) ラルフ・バクシボブ・クランペット(英語版)ティッサ・デイビット(英語版)川本喜八郎ヴァージル・ロス(英語版)
1989-90 (第18回) アート・クローキーヒックス・ローキー(英語版)ドン・メシック(英語版)手塚治虫レスター・ノブロス(英語版)
1991 (第19回) レイ・ハリーハウゼンハーバート・クリン(英語版)ボブ・カーツ(英語版)ユーリ・ノルシュテイン、ジョー・シラキューザ、ルース・キッサン
1992 (第20回) レス・クラークスタン・フレバーグ(英語版)デヴィッド・ヒルバーマン(英語版)
1993 (第21回) ジョージ・ダニング(英語版)ロイ・E・ディズニージャック・ザンダー(英語版)
1994 (第22回) エド・ベネディクト(英語版)アーサー・デイビス(英語版)ジャン・ヴァンデ・ピル(英語版)
1995 (第23回) ジュールス・エンゲル(英語版)ヴァンス・ジェリー、ダン・マクラフリン
1996 (第24回) メアリー・ブレアバーニー・マッティンソンイワオ・タカモト
1997 (第25回) ウィリス・オブライエンミーロン・ウォルドマン(英語版)ポール・ウィンチェル(英語版)
1998 (第26回) アイヴァンド・アール宮崎駿アーネスト・ピントフ(英語版)
1999 (第27回) レイ・パターソン(英語版)マーセル・ジャンコヴィクス(英語版)、コン・ピーダーソン
2000 (第28回) ノーマン・マッケイブ(英語版)ホイト・カーティン(英語版)ルシール・ブリス
2001 (第29回) ビル・ジャスティスピート・アルバラード(英語版)ボブ・ギブンス(英語版)
2002 (第30回) ジーン・ヘイゼルトン、フロイド・ノーマン(英語版)シャーマン兄弟
2003 (第31回) ジーン・ダイッチ(英語版)ジョン・ヘンチサール・レイブンズクロフト(英語版)
2004 (第32回) ドン・ブルースヴァージニア・デイヴィスアーノルド・スタング(英語版)
2005 (第33回) コニー・コール、フレッド・クリッペン、タイラス・ウォン(英語版)
2006 (第34回) アンドレアス・デジャゲンディ・タルタコフスキービル・プリンプトン
2007 (第35回) ジョン・ケインメーカー(英語版)グレン・キーンジョン・クリクファルセー(英語版)
2008 (第36回) マイク・ジャッジジョン・ラセターニック・パーク[1]
2009 (第37回) ティム・バートンジェフリー・カッツェンバーグブルース・ティム
2010 (第38回) ブラッド・バード[2]エリック・ゴールドバーグ(英語版)マット・グレイニング
2011 (第39回) ウォルター・ペレゴイ(英語版)ボルゲ・リング(英語版)ロナルド・サール
2012 (第40回) テリー・ギリアム、オスカー・グリロ、マーク・ヘン
2013 (第41回) 大友克洋スティーヴン・スピルバーグフィル・ティペット[3]
2014 (第42回) ディディエ・ブリュネール(英語版)ドン・ラスクリー・メンデルスゾーン(英語版)[4]
2015 (第43回) ジョー・ランフトフィル・ローマン(英語版)高畑勲
2016 (第44回) デール・ベアー(英語版)キャロライン・リーフ(英語版)押井守
2017 (第45回) ジェームズ・バクスター、ステファン・ヒレンバーグウェンディ・ティルビー&アマンダ・フォービス(英語版)[5]
2018 (第46回) ラルフ・エグルストン(英語版)アンドレア・ロマーノフランク・ブラクストン(英語版)
2019 (第47回) 今敏ヘンリー・セリックジョン・マスカーロン・クレメンツ
2020 (第48回) ウィリー・イトウ、スー・C・ニコルズ(英語版)ブルース・W・スミス(英語版)[6]
2021 (第49回) ルーベン・A・アキノ(英語版)リリアン・シュワルツ鈴木敏夫[7]
2022 (第50回) ピート・ドクターエヴリン・ランバート(英語版)†、クレイグ・マクラッケン
2023 (第51回) ロッテ・ライニガー†、久石譲[8]マーシー・ペイジ(英語版)

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ 2008 Winsor McCay Award Winners|Cartoon Brew
  2. ^ Funny Video of Filmmaker Brad Bird Accepting the Winsor McCay Award|Collider
  3. ^ Annie Award Nominations Announced; Spielberg, Tippett and Otomo to Receive Winsor McCay Awards|IndieWire
  4. ^ Linus Presents Producer Lee Mendelson With His Winsor McCay Award|IndieWire
  5. ^ Calgary animators win prestigious Winsor McCay Award|CBC News
  6. ^ Annie Award Nominations: 'Soul', 'Wolfwakers' and Netflix Lead - Variety
  7. ^ “米アニー賞、「功労賞」にジブリ鈴木敏夫氏…作品賞は日本関連作の受賞なし”. 読売新聞オンライン (株式会社読売新聞東京本社). (2022年3月13日). https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220313-OYT1T50134/ 2022年3月13日閲覧。 
  8. ^ “第51回アニー賞:『スパイダーマン』7部門受賞 『君たちはどう生きるか』2冠&久石譲も受賞”. アニメ&ゲーム by ORICON NEWS (oricon ME). (2024年2月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2314959/full/ 2024年2月19日閲覧。 

外部リンク

  • Windsory McCay Award at Annie Awards.
  • ASIFA-Hollywood official site